医療漢方外来

※自由診療・医療漢方外来は完全予約制となります。

よくあるご質問

漢方療法とは

 東洋医学の伝統的な診断方法に基づいて、個々の患者様に適した漢方薬や鍼灸により症状の緩和改善、健康の維持増進を図る治療を漢方療法といいます。
 世界中で都市化が進み、ストレス、アレルギー、慢性疲労など、先進国特有の疾病や生活習慣病が蔓延しています。薬物投与や外科的治療で対処してきた西洋医学では治せない、病気ではないけれど「何となく不調」、そんな症状を訴える人々が子どもから高齢者まで幅広い層で増加しています。
 東洋医学は約2千年の歴史があり先人達が積み重ねてきた医学ですが、近年は治療実績として科学的なエビデンスが立証される報告も増えていて、慢性疲労社会の中で古くからの医療が見直され、今では世界中で注目され始めています。

どんな治療をしますか?

 一般的に日本で漢方療法というと、漢方薬と鍼灸による治療を主に行います。
 当クリニックでは漢方を専門に研修した医師により、脈診・舌診・腹診など東洋医学の伝統的な診断方法に基づいて、個々の患者様に適した漢方薬による治療を行います。この伝統的な漢方薬としては煎じ薬のほか、丸剤や粉薬などを使用することもあります。
 また、症状によっては鍼灸治療の併用により相乗効果で漢方薬の効き目を高めたり、症状の早い緩和につながる場合があるため、医師の判断のもと必要に応じて鍼灸施術をおすすめすることがあります。

なぜ自由診療なのですか?

 保険診療では使用できる生薬や処方に制限があり、生薬の価格も決められているため治療に最善と思われる生薬を使用できない場合があります。自由診療では制限がないため、診断により得たデータを反映し症状に合わせた最適な漢方薬の処方が可能となります。併せて生薬にもこだわり、保険診療では使用できない高品質の生薬を使用することで漢方療法の効果を最大限に引き出せることがメリットです。
 その反面、デメリットとしては費用です。自由診療は全額自己負担なので費用の負担は大きくなりますが、品質が良くまた自分の症状にピッタリ合った漢方薬は治療期間の短縮に繋がることが多いため、効果の実感できない薬を飲み続けるよりは身体への負担の軽減になるかも知れません。

普通の病院の診察とどう違うのですか?

 東洋医学の伝統的な診断方法には脈診・舌診・腹診などがあります。

脈 診 手首で脈の打つ深さ・速さ・緊張状態から身体の状態を判断します。
舌 診 舌の形・色・苔の状態から内臓の機能や身体の具合を診ます。
腹 診 お腹の硬さ、抵抗、圧痛などから全身状態と体質、漢方医学的な病態を把握します。

 当クリニックでは上記のような診断方法に加えて現代医学的な診察、検査を行い、総合的に診断していきます。

どのくらい続ければ効果がありますか?

 体質や症状に個人差があるように、漢方療法の治療効果のあらわれ方には個人差があり、一概に明言することはできません。風邪などの急性の病気などは1回の服用で効果がわかる場合もありますが、慢性の病気や難治性疾患などは効果がすぐにあらわれない場合があり、比較的治療に時間を要する傾向にあります。まずは3ヵ月を目安に続けてみましょう。

副作用はありますか?

 メディアで取り上げられる副作用は治療者側の知識不足、注意不足によるものが原因と考えられます。
 当クリニックでは専門知識を持った医師により、現代医学的な検査等で評価観察も併せて行い、十分な注意を払って治療に臨んでいます。しかし、稀に他の医薬品や食品と同様に予想できないアレルギーが出現することがあり、主なアレルギー症状として湿疹やじんましんなどの皮膚症状があらわれることがあります。薬剤全般、食品などにアレルギーを持つ方はあらかじめその旨をお伝えください。その他、胃腸障害、むくみや血圧上昇の可能性もあります。
 また、漢方薬の服用によって薬が奏効する前に一時的な悪化を認める場合があり、好転反応あるいは瞑眩(めんげん)といいます。一時的に予期せぬ症状が出ても、そのまま服用の継続をおすすめする場合がありますので、気になる症状がある場合はご自身での判断を避け、早めに医師や薬剤師にご相談ください。

他の治療法や西洋薬と併用はできますか?

 ほとんどの漢方薬は、西洋薬と併用できます。しかし西洋薬の中には飲み合わせに注意が必要なものもあり、とくに利尿剤や気管支拡張剤、鎮痛解熱剤など医師の観察判断が必要な場合があります。必ず受診前に主治医に相談するようにしてください。
 重篤な疾患等症状によってはお断りする場合があります。