医療漢方外来

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簡単な煎じ薬(IPCD法)

簡単な煎じ薬

漢方薬の煎じ薬と聞くと手間がかかるイメージを持つ人が多いと思います。
実際、通常は煎じるのに30~40分(処方により異なります)ほどの時間がかかります。その上、煎じる際に生薬の匂いが部屋に広がり家族から苦情を言われたり、たくさんの生薬カスが出るなど色々な問題があります。しかし○○湯と名の付く漢方薬は煎じて飲むことが処方本来の姿ですので一番効果的と言えます。例えば簡便で飲みやすい「漢方エキス剤」と呼ばれる一度に大量生産された粉末や錠剤とは効き目が違います。

当クリニックでは北陸初、日本全国でも数少ない、とても簡単で短い時間で煎じることができる漢方薬の抽出法を採用しています。本場中国では多くの論文が発表されその効率性や効果も証明されています。
煎じ薬の処方を粉砕し細かくすることで抽出効率を高めているので短時間で煎じ薬を作ることが可能になり、通常の方法で作った煎じ薬とほぼ同等の効果が期待できます。
中でもこの抽出方法が適しているのは「香り成分」が効果に重要な関係がある生薬を使った処方です。例えば桂皮(シナモン)、薄荷(ハッカ)、蘇葉(しそ)などです。「香り成分」は長時間熱をかけて煮ることで揮発してしまいますが、この抽出方法であればその「香り成分」を十分に残したまま抽出ができるので、通常の煎じ方法より効果が高いと言えます。

何より、お湯と茶こしがあれば簡単に短時間で煎じ薬が作れるので旅行など外出先でも無理なく服薬を続けることができます。

もう一つは生薬資源の無駄使いを減らすことができるという利点です。生薬のかさが多ければ多いほど生薬が吸収する水分の量が多くなります。そのため通常の方法では煎じるために多くの水が必要になり、また、せっかくできた煎じ液の多くが生薬カスに吸われて捨てられることになってしまうのです。主なメリットを以下に挙げました。

IPCD法のメリット

  • お湯と茶こしで約5分の簡単抽出
  • 効き目は通常と同等
  • 効き目に重要な生薬の香りを逃がさない
  • 生薬資源の節約になる
  • 煎じる手間が減り負担軽減

湯液の作り方(IPCD法)

湯液の作り方(IPCD法)